「重要・緊急度合いの判断基準見直しましょう」について
社内で重要・緊急度合いの考え方はバラバラになっていないでしょうか。企業に規定等はあると思いますが、ある場合でもその規定にのっとって業務進行がなされているか定期的にチェックが必要です。時が経てば、担当者の個人主観のみで緊急・至急の判断をしてしまうことが起こりえます。
又、優先順位の判断が見誤っていたり、優先順位の共有がなされていないと一緒に働く人にも混乱を招きます。役職・立場によっても優先順位が事なるのは致し方ないかもしれませんが、取引先や社外への影響度合いも考えるとしっかりとした判断基準を設け周知する必要があります。
どんなお取引もスムーズな対応が必須ですが、時間は限りあるものです。緊急度合いが高い仕事が多いという場合は、下記の可能性が多い企業かと思われます。
・その場しのぎの対応が慢性化している。 ・日々の業務で手いっぱいで改善する時間や場が提供されていない。 ・問題を放置している。 ・タイムマネジメントが疎かである。 ・対応出来る人材が育成できていない。
職場に仕事をかかえすぎている人はいないですか?特定の人に仕事を集中させることは業務のブラックボックス化にも繋がりますので注意が必要です。「仕事の質は量をこなせば上がっていく」ような言葉もありますが、緊急事項に関して言えば話が違ってきます。緊急事項が日常化している場合、問題を解決できていないということです。緊急に繋がってしまう原因をつきとめて改善しましょう。
解決策: 時間の余裕をもって業務に取り組めるよう、業務量の分配、人員は適才適所で采配をお願いします。緊急事項内容を分析・数値化するなどし、解決までの時間管理等も含め情報の可視化することで解決できます。 適材適所・・その人自身の能力や性格、個性などをもとに、その能力が最も発揮される地位や職場に就かせること
働きやすい職場は問題解決ができる企業ですよね。一人や少数の担当者に押し付けることにならないよう、経営者・管理者が仕事をしなければなりません。特に重要な問題・顧客からのクレームやトラブルについても 経営者層・管理者が しっかりと向き合って自ら解決する必要があります。
仮にクレーム対応が多い企業があり、クレーム対応部署がある場合、解決策としてその部署に人を増員することは最善の解決方法ではありません。経営者は問題の根本そのものを解決する必要がありますので、放置することがあってはなりません。問題解決できれば、前向きな業務に時間と人財を惜しみなく配置することができますよね。
重要・緊急度合いの判断基準見直しましょうについてのポイント
- 役職や立場が違えば優先順位の考え方が違ってきます。だからこそ社内での判断基準の規定を設ける等することが必要です。
- 重要・緊急事項には感情労働が伴います。従業員の負荷をかけすぎることは仕事の質の低下にも繋がりますので緊急な対応を減らす企業努力が必要です。